対人援助職のための
「統合的アプローチ研究会」では
職種や学派の垣根を越えて
さまざまな現場で活躍する方々に
「開かれた対話の場」を提供します
代表挨拶
対人援助の理論や技法は多岐に渡り、心理的支援だけでも400近くあると言われています。私自身、これまでにさまざまな理論や技法について学んできました。なぜなら特定の理論や技法だけでは、実際の現場の臨床では通用しなかったからです。
現場では、相談意欲や動機もない人、いじめ・ハラスメント、不登校・引きこもり、虐待、DV、家庭内暴力、非行、反抗挑戦的行動、愛着障害、発達障害、自殺念慮・自殺企図、反社会的問題行動、依存・嗜癖など、対応に困難を感じるケースへの支援が求められています。
こうした困難ケースの背景には、神経・生理、器質、気質、人格、障害や疾病、貧困、政治の問題、思想・哲学、倫理・宗教、人と人との関係、人と社会との関係など、さまざまな問題が複雑に絡み合っています。また、現代の人々が抱える生きづらさは、個別対応とともに、「生きる場そのもの」の適切な変容を図る必要があります。
そのため、対人援助の現場では、既存の一理論、一技法、自分の専門領域を超えたより新しい理論と新しい技法の発見・創造がますます必要になってきています。
「チーム支援」「コラボレーション」「リエゾン」「当事者参画」「共同研究」「開かれた対話」「アウトリーチ」などは、こうした潮流の中で生まれてきたキーワードだと言えます。
このような現況の中で、私たちは多層多次元に渡る人間の存在に注目し、統合的な視点からの対人援助のアプローチの必要性を痛感し、本研究会の発足を決意しました。
対人援助職のための「統合的アプローチ研究会」では、職種や学派の垣根を越えて、さまざまな現場で活動する方々に「開かれた対話の場」を提供します。
みなさんとの相互作用によって、統合的な立場から、実践の基礎となるパラダイムや適切な変容を促進するための支援のあり方を創造していきましょう。
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